掛かりつけの歯科医

歯のトラブルの原因は簡単に分かるようで実は難しいことが多くあります。たとえば急な痛みは虫歯による痛みなのか神経に関わる痛みなのかレントゲンを撮っても一度だけでは診断ができないケースがあります。そんな場合においては患者の過去の傾向を熟知している担当医なら診断の精度が高くなります。そういった意味では症状に合わせてその都度歯科医院を変えるような選び方より、掛かりつけの歯科医院がいるほうがよいと言えます。もちろん、治療法によっては掛かりつけの歯科医院ではできないものもありますが、必要に応じてふさわしいクリニックを紹介してくれるような掛かりつけの歯科医師がいるのであればそれがベストだといえるでしょう。 とはいえ、日本の歯科医師は全般的に優秀と言えます。なぜなら日本の歯科医師が持つ技術力は世界的に見ても格段に高いと言われているからです。しかしながら国で決められたさまざまな制約が過剰なため、せっかくの日本の技術力が発揮できないという点が根本的な問題なのです。歯科治療のメインとも言える根管治療の技術についても、その技術は飛躍的に進歩してきましたが、最新医療は高額で治療時間も長くかかります。そのためほとんどの歯科医が昔の治療しかできないという現状にあり、日本の根管治療の成功率は先進国における国際基準の治療に比べて非常に遅れてしまっていると言わざるを得ないのです。

歯科医院の選び方

歯科医療の専門知識もない私たちが、数ある歯科医院の中からベストな選択をすることはとても難しい問題です。実際にどんな歯科医院をどうやって選べばよいのでしょうか。歯科医院を一人で何十件もまわるのは現実的には難しいため、まずは何をもって「よい歯科」とみなすのかを事前に自分なりに決めてから探すことが重要です。歯科医師の技術、人柄、料金、通いやすさ、などが具体的なポイントになることが多いと言えますが、この中からあなたが重視するポイントは何なのかを事前に熟考した上で選ぶべきでしょう。たとえば、まずはじめのチェックポイントは担当医です。事前にカウンセリングの時間を十分に取ってきちんと説明してくれる歯科医師かどうか、気持ちの良いコミュニケーションを取ってくれる歯科医師かどうかはやはり重要です。選ぶ側も然りで、自分の意思や希望を正確に伝えることや医師が説明してくれる話をよく理解できることも大切です。特に自由診療の治療を受ける場合は治療期間が長くなるため事前にきちんと話ができる歯科医氏かどうかが鍵と言えるでしょう。最近ではインターネットを使って良い歯科医を簡単に選ぶことができるという一部の情報もありますが、間違ってもネットの口コミを鵜呑みにするような歯科選びはやめましょう。ネット情報はあくまで参考程度にとどめておいて、基本は自分の目でみて相談してみたうえで本当に信頼できる歯科医を選ぶ、ということがやはり大切だと言えるでしょう。

予防歯科について

最近では、日本全国の歯科医院やデンタルクリニックなどで、予防歯科という用語が、声高に叫ばれるようになりました。何も今に始まったことではなく、単純に、虫歯や歯周病にならないために、いかに予防をしていくのかという一連の治療を予防歯科という風に呼ぶようです。簡単に言ってしまえば、普段のブラッシングや、歯の手入れなどによって、いかに歯の病気にかからないか、かかったとしても、かなり初期の段階で治療することができるかということを念頭において話を進めていくのが、歯科の特徴なのです。最近では、歯科医院などでも、予防歯科のアドバイスを行っており、歯科衛生士などが、歯ブラシのブラッシングの方法などを教えたりすることもあるようで、インターネットやテレビなどの情報メディアなどでも、積極的に発信されることが多くなってきたようにも感じられます。このような状態に鑑みれば、しっかりとこれらを利用して、恐ろしい結果を招きかねない歯の病気にしっかりと強くなっておくということが重要だと言えるでしょう。具体的に言えば、ブラッシングの仕方はもちろんのこと、最近の流行りのうがい薬の選び方なども専門家がアドバイスを仰いで、どのようなものを選べば良いのかということを決める必要があるでしょう。他にも、そもそも予防歯科をしっかりと取り入れて治療を行っている歯科医院はどこかと、いう問題などもありますし、万が一、虫歯になってしまった後の、再発しないようにするための予防歯科の観点で、治療を行っているのは、どのデンタルクリニックであるかということも調べなければ、なかなか分かるものではありません。歯科医院と歯科医師が患者の視点に立って、どのような生活状況が、このような口腔環境を作り出してしまっているのかということを理解する積極的な態度が求められていると言えるでしょう。

歯医者の選択

緊急性の高い痛みもあれば、そうでない痛みもあるのは、どの病気も一緒です。歯の痛みも例外ではなく「もしかしたら虫歯かもしれない」「普段からタバコを吸っていることが影響しているのか歯の汚れが気になる」「歯茎が腫れてしまった」などと言った、あまり緊急性が高くない症状が起こった場合は、落ち着いてどの歯科医院に通うのかということを決める必要が出てくるわけです。しかし、そのような時に、何を基準にして決めれば良いのかということはあまり知られておらず、インターネットなどで良さそうな歯科医院のホームページを見たとしても、プラスの情報しか出ていないことが多いため、どの治療が得意なのか、どのような患者が通っているのか、他の医療機関との提携はしっかりとしているのか、などといった具体的な情報は載ってないことが多いのも事実なのです。当然、歯科医院の中には、非常に丁寧に患者に説明をしてくれる所もあるわけですが、全ての歯科医院がそうであるとは限らず、あまり質の良くない歯科医院に当たってしまえば、具体的な説明もないままに治療を進められてしまうという事態にもなりかねない、ということは特に注意をしておく必要があるといえそうです。いずれにしても、十分に知識をつけてから通うことがセカンドオピニオンなどの観点から見ても重要だということは間違いないのではないでしょうか?インターネットは非常に便利で、情報収集には向いており、歯科医院と歯科治療に関する情報も、豊富に集めやすい所は認めねばなりませんが、 情報が正しいかどうかについてはあまり検証されている様子は見られませんから、注意して接することが何よりも重要だと言えるのではないでしょうか。歯科医院は過剰とも言えるほど日本に多く、存在し大きく宣伝を打たなければ経営することができないような、歯科医院もあるという風にも聞いたことがあります。

情報収集の重要性

あなた自身の歯をしっかりと残し、とにかく健康に保つためには、最新の情報に常に触れているということがとにかく重要だと言えるかもしれませんね。歯科治療とはやや関連が薄いかもしれませんが、近年、若者も多くかかっている病気としては「顎関節症」が挙げられます。これは現代病とも言われるくらいの病気で、固いものを食べなくなったとか、普段のかみ合わせが悪いとか、歯の治療跡が影響を及ぼしているとか、様々な要因があり、現代社会が抱えるストレスであったり、姿勢の悪さなどによってもこのような病気をもたらしているとも言われているぐらいには様々な要因があります。こういった病気にかかってしまうと、物を噛むのも困難になる事態にもなりかねませんから、特に、注意が必要なのです。顎関節症に関しては特に治療方法も様々で、日常生活で改善していくという方法がとられることが多いようですから、そういう意味では、日常生活のサイクルをしっかりとしていくということが特に重要だと言えそうですね。また、予防歯科では、このような歯の病気だけではなくて口の中や顎に関する病気についても扱っているところが多いようですから、不安を感じたらまず歯科医院に行って自分の症状がどのようであるかということを判断してもらうのがいいかもしれませんね。歯科治療の現場では、日々治療方法が進歩しており、慢性的になりがちであった顎関節症や虫歯、歯周病なども、もはや完治を目指すことができる病気となりつつあります。それでも発見が遅れてしまったり、痛みを我慢して時間を過ごしてしまったりすると、手遅れになってしまうこともありますから、はやめはやめに行動をおこすということを忘れないようにしておきましょう。

治療器具の進歩

ちなみに、案外知られていませんが、歯を治療するためには0.1 mm 以下の糸のような素材の器具を使うこともあるようで、このような器具の場合、手元に拡大鏡がなければ、手元を確認することすら非常に難しく、ましてや治療を行うことなど厳しいという事はもうなんとなくでもお分かりいただけたのではないでしょうか?つまるところ、歯科治療を進める中で必要に応じて、拡大鏡を使って虫歯の範囲を正確に定めたり、治療箇所を削ったりしていくはずですから、積極的に使用をすることが求められるわけです。虫歯の治療では、この0.1ミリ以下の糸のような素材を使って、虫歯に侵された神経などを取り除いたりするわけですが、手元が見えなくては、ちゃんと神経が取り除けたかどうかなどは判別することができないのがもどかしいところでもあるということに我々は留意しておく必要があるのです。つまり拡大鏡を有効に使うことで手元を大きく見せ、どこからどこの部分を治療したら良いのか、ということを明確にすることができる!という一点においては、歯科医院にとっては有利に働くことかもしれません。また、頼れる先生に、検査をしたり治療をしてもらいたい、というふうに考えたならば、しっかりとした拡大鏡があるかどうか?を事前に確認するというのも一つの手かもしれません!これまでのまとめとすれば、一口に歯科医と言っても、非常に多くの人が関わって成り立っているという現実があるということがお分かりいただけたでしょうか?また、歯科医の方との相性だけは避けようがありませんから、コミュニケーションを多めにとるなどして積極的な理解に努めつつ、治療をしてもらいましょう。玉石混淆の情報源から、良質な歯医者を見つけられるコツを改めて繰り返せば、口コミを見つつ、実際に医院に行ってチェックをしてみるということでしょう。