砂糖の含有量

食物や飲み物から摂取される糖は、口腔内に棲んでいるとされる細菌によって分解され、プラークとして溜まっていくことがわかっているようです。これが、プラークの性質を酸性に傾け、その値が限界に達してしまうと、歯の中のミネラルが溶けてしまう「脱灰」が進行してしまいます。これを防ぐためには、再石灰化を促す他に、糖の吸収を控えるという予防が挙げられるでしょう。スーパーなどで販売されている食品などは、添付されている成分表などで砂糖の含有量の目安を知る事が出来るでしょう。これは、ジュースや清涼飲料水なども同様で、「天然果汁100%」のもので言えば、ほとんどのものは人工甘味料や砂糖は加えられていないと考えて良いでしょう。しかし、たまに「天然果汁100%濃縮還元」と表示されている場合には、砂糖を加えられている可能性もあると考えられるため注意が必要と言えるでしょう。また、「天然果汁◯◯%」という表示のものは、必ず砂糖が加えられているようです。このことから「無果汁」のものは、果物の香料を含んだ砂糖水であると考えて問題はないでしょう。さらに、炭酸飲料も要注意と言えるでしょう。非常に多くの砂糖が加えられているのですが、その甘さは「炭酸」によって感じにくくなっている事がほとんどでしょう。つまり、味覚がマヒしているという状態にあるようです。その上、炭酸飲料には「リン酸」という物質が入っており、これを摂取しすぎると、カルシウムを排出してしまう働きを促すとされるため、体内のカルシウムバランスが壊れてしまい、骨や歯がもろくなっていく事が問題視されているようです。歯医者さんなどでも、炭酸飲料はあまり飲まないようにという注意をされるのは、歯や体にとって非常に嬉しくない成分がたくさん含まれているという事がわかっているからなのでしょう。成分表を参考にし、摂取する食物からも歯の健康を守っていけると良いでしょう。

再石灰化

普段、私たちは口から食物を摂取することで栄養を体に取り込んでいると言えるでしょう。この際、食物から摂取された糖は、口腔内に棲んでいるとされるミュータンスや、その他の細菌によって分解され、プラークとして溜まっていくと考えられています。特に、スイーツなどを摂取したあとは、プラークの性質が酸性に傾くと考えられており、この酸性値がある限界に達し、歯の中のミネラルが溶けてしまうことを「脱灰」と呼んでいます。1日1回という頻度でおやつを摂取するケースでは、エナメル質は一時的に脱灰するものの、唾液の効用で再石灰化が起こるため、それほど大きな影響は受けないと言えるでしょう。しかし、「ながら食い」などのようにだらだらとおやつを食べたり、単純に食べる回数や量が多くなったり、就寝の直前に食べてしまったりした場合、酸に溶かされている時間が長くなり、ミネラルを失って修復する事が出来なくなってしまうと考えられているようです。このことからもわかるように、むし歯ができる条件というものは、糖がどのくらいの時間口腔内に留まっていたかということや、砂糖の摂取回数と摂取量などが大きく影響してくると言えるでしょう。中でも一番関連が大きいとされているのは、糖の摂取回数でしょう。おやつの時間を決めずにダラダラ食べていると、むし歯はどんどん出来やすくなっていくでしょう。ここで、忘れてはならないのが、ジュースや清涼飲料水でしょう。意外と糖を多く含んでいるスポーツドリンクなどの摂りすぎは要注意であると言えるでしょう。炭酸系のものも酸性度が強いので要注意と言えるでしょう。飲料も、砂糖の含有量などの表示を確認してから摂取する事が望ましいと言えるでしょう。

歯を大切にする

あなたは「自分の歯をどれくらい大切にしていますか?」と問われた時、どれだけ自信を持って「最大限の愛情で大切にケアしています」と答えられるでしょうか? 歯磨きというのは、むし歯や歯周病の原因になるプラークを除去することだけを指すものではありません。歯磨きは、歯を大切にする習慣のすべてを指しています。例を挙げると「糖の摂取が歯をもろくするから控える」とか「食事の際、よく噛むことで健康が保たれるから、歯ごたえのある食材を選ぶ」とかいうことを実践することも「歯磨き」へと繋がっていると言えるでしょう。プラークの中には微生物や細菌も含まれており、これらは口の中に残った飲食物をエサにして繁殖していくと言われています。これらの中で、歯垢をつくりだすのがミュータンスと呼ばれる細菌と考えられています。ミュータンスという細菌は、とくに糖が大好機であり、また、プラークの材料として使用されるのは糖だけと言われています。糖はミュータンスや、その他の細菌によって分解され、プラークとして溜まっていくとされるため、特にスイーツなどを摂取したあとにはプラークが酸性に傾くと考えられています。この酸性値がある限界に達してしまうと、歯の中にあるミネラルが溶けてしまい、少なくなっていってしまいます。この現象を「脱灰」と呼び、これによってミネラルは無くなってしまいますが、唾液中のカルシウムやフッ素の働きにより、自然に回復されるようです。これが、近年よく耳にする「再石灰化」と言われる働きと言えるでしょう。常に繰り返される脱灰と再石灰化ですが、脱灰が再石灰化より多く起こってしまうと、むし歯となってしまうでしょう。歯医者さんを受信するのも大切ですが、毎食後の歯磨きに加え、おやつ後の歯磨きというのも習慣づける事が望ましいのではないでしょうか。

歯磨き粉選び その2

歯磨き粉を味ではなく、他の観点から選ぼうとした時に、どのようなチョイスがあるのかを調べてみました。歯磨き粉のラベルにある言葉を集めてみると、 フッ素入り ホワイトニング 美白 歯周病予防 虫歯予防 知覚過敏予防 歯槽膿漏の予防 などが、歯磨き粉のラベルに目立つキーワードでした。 ドラッグストアの登録販売員さんが、隣に居たので、お手すきに、色々と歯磨き粉についての質問をしてみました。フッ素入りに関しては、様々な口内のトラブルから皆さんのお口の健康を守ると、皆さまから好評価を得ている商品になるようです。その他、ホワイトニング、美白に関しては、入っている成分にもよりますが、研磨剤などが配合されている場合がほとんどで、歯茎の弱いデリケートな人が誤った使用方法で使うと、逆にお口のトラブルにも成りかねない注意が必要なようです。歯周病、虫歯、知覚過敏、歯槽膿漏の予防に関しては、歯医者で行う口腔ケアを、自宅で日常的に行うことは、予防の観点からは効果的かもしれませんが、ある程度の症状が進行してしまった、歯周病や虫歯などのお口のトラブルに関しては、歯科でのきちんとした診察を行った上での治療が必要とのことでした。歯磨き粉の成分などにも注目してみると面白そうだなと感じました。

歯磨き粉選び その1

歯科の定期健診の帰り道に、ドラッグストアに立ち寄って、歯ブラシを買い換えようと、売り場に行くと、歯磨き粉も必要だったことに気づき、いつもと同じ歯磨き粉を探していると、検診の際に、歯医者が、歯磨き粉選びのアドバイスをくれていたことを思い出しました。私の場合は、虫歯を防ぐ目的で、どのような歯磨き粉を使用するべきか、質問したのですが、歯医者からのアドバイスは、フッ素入りの歯磨き粉の使用を薦められました。フッ素入りの歯磨き粉を探していると、改めて歯磨き粉の種類の多さに驚きました。どの歯磨き粉が、何に効果があるのかは、全く分からないので、フッ素入りである、比較的リーズナブルなものを探しました。私自身は、歯磨き粉の味が一番の決め手なので、新しい歯磨き粉の味に不安がよぎりましたが、歯科の定期健診の帰りでもあったので、歯医者のお薦めのフッ素入りを手に取りました。その時、以前、使用していたお気に入りの歯磨き粉にも、フッ素入りとラベルに小さめに書かれていることに気づきました。以前から使用していたお気に入りの歯磨き粉にも、フッ素が入っていたのです。今までは、好みの味の観点から歯磨き粉を選択していましたが、今回は定期検診に訪れた歯科の歯医者のアドバイスの観点から、歯磨き粉を選択してみようと試みた結果、今まで通りの歯磨き粉でも問題ないというオチに終わりました(笑)。今回は、今まで通りの歯磨き粉を選択しましたが、フッ素入りの歯磨き粉に関しては、もう少し掘り下げて詳しく調べてみようと思いました。

歯のプロを頼る

歯周病予防で最も大切と言えるのは「食後すぐの歯磨き」と言えるでしょう。食後、数時間のうちに、歯周病の原因と言われるプラークは作られ、さらにそのプラークに付着した細菌はバリアを作り、住み良い環境を整えていくと言われています。このバリアは歯磨きでは除去が困難とされ、プラークはどんどんと溜まっていき、歯石となってしまいます。こうなってしまわないためには、出来るだけ食後すぐに正しい歯磨きを心がけることが重要でしょう。しかし、生活リズムや仕事環境の問題などもあり、現代では毎食後に歯磨きを習慣づけるのが難しい人もいるのではないでしょうか。こういった時にオススメなのが、歯科医院など「歯のプロ」に頼る方法でしょう。歯医者さんなどでのプラークケアを「プロフェッショナルケア」と呼び、専用の機械を使って歯を綺麗にしてくれます。また、歯石を取り除いたり、正しいブラッシング方法や、口腔内を清潔に保つ秘訣、体や歯に優しい食事の内容や摂取の仕方などを教えてくれることもあるでしょう。忙しい人こそ、定期的に歯科検診を習慣付けておくのが望ましいのではないでしょうか。しかし、プロフェッショナルケアは、一時的にしか効果を得られないため、セルフケアの改善というのも常に行えるのが望ましいと言えます。さらに、セルフケアでの完璧な抑制もできないため、出来るだけ正しい歯磨きを毎食後心がけた上に、定期的なプロフェッショナルケアを取り入れることが一番望ましいとも言えるでしょう。セルフでもプロでも、お互いに難しい点をしっかりと補えるケアを目指していきましょう。口内環境を整えて、いつまでも健康な歯を保っていけると良いでしょう。

口内環境を整える

歯周病や口臭を予防するためには「プラークコントロール」が最も重要と言えるでしょう。これは、口腔内の細菌の量をできる限り減らし、健やかな状態に保っておくことと言えます。口内環境を整えておけば、口腔内のトラブルは予防され、健康な歯も守られていくと言えるでしょう。プラークの増殖を抑制し、口内環境を整えることに重点を起き、歯や歯茎に悪い影響を及ぼさないよう、毎日のセルフケアでコントロールしておくのが「プラークコントロール」です。セルフケアで大切なポイントは、食事ごとに歯磨きをするなど、プラークの原因になってしまう付着物を、口腔内にとどめないようにし、綺麗な状態を常に保っておくことと言えるでしょう。一時的に一生懸命頑張るのではなく、毎日の生活の中で、常に清潔を保っておく習慣を作ることが重要と言えるでしょう。プラークコントロールは、自分自身のセルフケアも大切ですが、歯科医師や歯科衛生士などの専門家にお願いするのも良いでしょう。歯医者さんに行けば、専用の機械を使って歯のクリーニングを行ってくれるほか、正しい歯磨きの方法や、現在のセルフケアで足りてないところなどを教えてもらえるでしょう。日々の歯磨きや、正しい食生活、また、食べ方や、良くない習慣の改善などのセルフケアに加え、定期的な歯科検診を習慣付けるのも良いのではないでしょうか。何よりも効果的なのは、食後すぐに歯磨きをすることですが、時と場合によって、また、職業的に実行が難しいという方は、定期的に歯医者さんを受信するという癖をつけておくと良いでしょう。いつまでも健康で美味しく食事を楽しむためにも、こまめに口内環境を整えていくことが望ましいでしょう。

バイオフィルム

プラークコントロールは日々のセルフケアが一番重要であると言われています。これは、食後、数時間でプラークが作られ、またそのプラークに付着した細菌の働きで、歯茎の内側や歯の表面に「バイオフィルム」という粘着質でありながら、普通の歯磨きでは除去できない物質が作られ、最近自身を守ってしまうと考えられているからです。バイオフィルムは非常に強いバリアのため、驚くほど高濃度の薬剤でなければ、その内側にいる細菌を殺すことはできないでしょう。出来てしまったバイオフィルムを歯磨きだけで完全に除去することも困難と言われています。口腔内では常に細菌が共生していると言えるでしょう。それが通常の状態とも言え、一度プラークができてしまうと、口腔内の細菌は毒素を出し始めてしまいます。この毒素こそ歯周病を発症させる原因となるのです。逆に言うと、細菌が悪さをするからむし歯や歯周病が発症するのではなく、細菌の量と体の抵抗力のバランスをコントロールしてしまえば、細菌は悪さをしないと言えるでしょう。つまり、自分次第で虫歯や歯周病は防げるということになるでしょう。ちなみに、プラークから発生する毒素は、細菌の排泄物と同じようなものであり、当然のように臭いため、これが原因で口臭を引き起こすとも言われています。出来てしまっては歯医者さんへ行く以外、除去する方法がないのがプラークです。しっかりとセルフケアを行い、健やかな口腔環境を目指していきましょう。定期的に歯科検診に行くのも、他の口内トラブル予防や治療のため良いかもしれませんね。正しいプラークコントロールを学び、セルフケアを習慣付けるのが望ましいのではないでしょうか。

水道水へのフッ素添加に見られる意識の違い

欧米では水道水にフッ素を入れている国が多いため、日常的に虫歯予防ができていると考えられています。そういった世界標準でみれば、経済的に発展している国で水道水にフッ素を入れていないのはおそらく日本だけです。日本人は「水道水に薬を入れる」ということにどうしても抵抗感があるのかもしれませんが、もしこれが実現できるのならば日本の子どもの虫歯が激減するかもしれませんという専門家もいます。 日本人の歯科への意識が世界標準からみて遅れている、と言える事例はそれだけではありません。海外の人から見ると、日本人の銀歯の多さもそれにあたります。アメリカなどの先進国においては、白くてキレイな歯、というのはある種のステイタスになっています。そのため歯が黄ばんでいたり銀歯などの歯がチラチラ見えたりしていると「お金がないのかな」と思われてしまうのです。お金があるならまずは歯に使いたい、というのが欧米人の歯に対する意識としては普通なので、ブランンド品の高級バッグには高いお金をかけるのに自分の歯にはなるべくお金を使いたくない、という日本人は不可解です。いまだに銀歯を見せて笑っている日本人に、もしかして欧米人は大きな違和感を感じているのかもしれません。白くて綺麗な歯は健康美のシンボルです。話したり、笑ったりするときの口元の美しさは、顔全体の印象を決めると言っても過言ではありません。ところが日本人の多くが自前の歯が現時点で何本残っているのかということすら把握していないのです。

日米の歯科治療の違い

日本とアメリカの間の歯科医療における最大の違いは、やはり保険制度の問題です。日本は医療保険制度が整っているため、歯科治療も保険で受けることができます。誰でも、いつでも、どこでも、その時の所持金で気軽に支払える程度の医療費で治療が受けられる、というのは日本の歯科医療制度の素晴らしいところでしょう。ただし、保険では治療内容が限られてしまうことと、歯科医師の経験や技術の差がまったく反映されない、というデメリットがあります。一方、アメリカ社会は日本のような国民皆保険制度ではないため、治療費はかなり高額になりえます。よって経済的な問題から受診できない、という人も出てきてしまうのがアメリカの歯科医療の最大のデメリットと言えるでしょう。その代わりに最先端治療や専門ドクターなど、患者がすべてを選択できるというメリットもあります。痛くない治療を基本にしている歯科医院が多い点も、日本より進んだメリットと言えるかもしれません。このように欧米が最先端をゆく歯科治療ももちろんありますが、歯科材料や医療器具などに関しては、日本製品が圧倒的に優れていると言えるでしょう。