電動であるが故の注意点

電動歯ブラシのメーカーは、製造時に電気用品安全法を遵守していますが、使い方を誤れば電動を原因とする事故が起きたり、故障したりする可能性があります。例えば手用歯ブラシと共に湿気の多い所に保管したりすると、故障しないとも限りません。また電子医療機器を付けている人の傍で使用するのは危険だとされます。最近は子ども用の電動歯ブラシも出回っていますから、安全に使用することが出来ないと判断した場合は、直ちに使うのを控えましょう。

さて、電動歯ブラシは現代的な歯ブラシの嚆矢ですが、その亜流とも言うべき歯ブラシが数多く生産されているのはご存知でしょうか。その一つが電子歯ブラシと呼ばれるジャンルです。電子歯ブラシは電動歯ブラシと同じく、プラークを効率的に取り除くことを目的とした歯ブラシです。しかし電動歯ブラシとは仕組みが異なります。電子歯ブラシは人体を介してブラシに電流を流すもので、その微弱な電流がフッ素の取り込みを促進するとされています。電子歯ブラシは電動の商品もありますが、光エネルギー方式や電池内蔵式がよく知られています。

電子歯ブラシの頭部は交換できるものが多く、いつまでも衛生的な使用が可能です。二つ目に挙げるのが、給水機能付き歯ブラシです。簡単に言えば水を流しながら磨ける構造になっており、食べ物の残渣を取り除くのに有効だとされています。ただ水を流すくらいではプラークの除去まで期待できず、限界があるのが実情です。因みに舌の苔は水圧を上げれば除去し易くなります。三つ目に挙げるのは、吸引機能付き歯ブラシです。水を口に含んだままうがいをしたり吐き出したりできない人は、この吸引機能を重宝するはずです。