お口と健康のおはなし

赤ん坊がお母さんのお乳を吸うことからはじまる私たち人間の口の働きは、ことばを発しコミュニケーションをとることで社会性を身に付けるツールの1つにもなります。食事を美味しくいただきたっぷりの栄養を吸収することも、口の働きからはじまります。口から食べ物が入り、消化器官に届けられ排出されるまでを、自然界の川の流れに例える歯科医などもいるようです。口内を川の流れの上流とするならば、お口から食べ物が入り込み消化される胃腸器官は中流、排出を迎える肛門は下流と考えてみましょう。体内をめぐる食べ物は、口内が川の上流のように清らかで衛生的で保たれていないと、中流、下流が汚染されてしまうことにつながります。皆さんも幼少期から歯磨きや、うがいなど口内を清潔に保つためのケアを習慣化されていると思われますが、お口の健康を保つことは全身の健康管理のファーストステップであると考えても過言ではないのです。歯並び、口臭、炎症、虫歯、歯周病、噛み合わせなど、口内環境を保つために、お口の中の様子に興味をもつことがまずは大切です。

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